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09年医薬品売上高、高成長を実現―バイエル薬品(医療介護CBニュース)

 バイエル薬品は4月6日、2009年度業績報告説明会と記者懇談会を開催し、09年の医療用医薬品事業の売上高は1715億円、成長率は9.3%だったと発表した。08年成長率0.5%を大きく上回っている。

 同社のジャン-リュック・ロビンスキー社長は成長をけん引した製品として、高脂血症治療薬「ゼチーア」、高リン血症治療薬「ホスレノール」、抗がん剤「ネクサバール」、MRI用肝臓造影剤「EOB・プリモビスト」の4製品を挙げた。
 10年の同事業の展望については、「開発を推進し、未充足の医療ニーズに応える」などとした。また、10年に日本で予定しているか現在実施中のフェーズ2、3試験は、抗凝固薬「リバロキサバン」、肺高血圧症治療薬「リオシグアト」など24プロジェクトで、07年の臨床試験数8 プロジェクトの3倍に上ることを指摘。「業界でも最も魅力的なポートフォリオ」と自信を見せた。
 具体的に貢献できる未充足の医療ニーズがある領域としては、「がん」「卒中」「眼科」の3つを挙げた。「がん」については、「ネクサバール」(現在の適応は腎細胞がん、肝細胞がん)の適応をさらに拡大していくとしたほか、「卒中」では現在、フェーズ3試験を実施中の「リバロキソバン」がこの領域に強力に貢献できると強調。「眼科」については、失明の主な原因となっている加齢黄斑変性症を対象にした「VEGF Trap-Eye」を有望な開発品としている。

 また、4月から適用された新薬価制度の影響についてロビンスキー社長は、09年実績を新薬価で計算すると「約7%のマイナス」とした上で、10年の業績への影響については、新製品が成長し、ポートフォリオにおける比率が高まるため、実際には7%より小さくなるとの見通しを示した。また、同制度は「中長期的にはイノベーションを追求するわたしたちのような会社には、良い影響があると考えている」と強調した上で、「日本がイノベーションを受け入れる医薬品市場となるための大変前向きな一歩」と評価した。ただ、平均の市場の薬価差(加重平均乖離率)を超えた場合、新薬でも加算の対象から外れることから、「他の市場のプレーヤーと協力しながら、価格の規律を保つことを市場に訴えていくことがわたしたちの重要な役割」と述べた。
 さらに現在、学会や患者会から厚生労働省に寄せられている未承認薬・適応外薬の開発要望374件の中に、同社の2成分3適応が含まれていることに触れ、「開発要請についても百パーセント注力していくことを考えている」と述べた。


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